佐賀市大和町の県林業試験場で12日、森林体験イベント「小さな森の探検隊」が開かれた。親子約100人がシイタケの菌打ち体験や苗木づくりなどを通して、自然の大切さや林業について楽しみながら学んだ。
菌打ち体験では、クヌギの木に電動ドリルで穴を空け、シイタケの種駒をハンマーで打ち込んだ。子どもたちは保護者に手伝ってもらいながら作業に熱中していた。クイズで学習する時間もあり、虫に寄生するキノコや見た目が地味な毒キノコなども学んだ。
このほか、アジサイやツバキなど6種類の苗木の挿し木体験やドングリなど木の実を使った工作もあった。3年前から毎年参加している多久市の安藤豪紀君(8)は「菌打ち体験で、自分で作れるところが楽しかった」と笑顔。母親の亜紀さん(44)は「回を重ねるごとに子どもたちの目を向けるものが変わってきている」と話した。
イベントは林業や森