御影高校(神戸市東灘区)の環境科学部が集めたキノコを展示する「六甲山のキノコ展2018~野生のキノコの不思議な魅力」が、兵庫県三田市弥生が丘6の県立人と自然の博物館で開かれている。食用や薬用、毒のある種類など約600点が並ぶ。5月25日まで。
同部は市民グループ「兵庫きのこ研究会」に教わり、再度公園(神戸市北区)などでキノコを採集している。同館の三橋弘宗主任研究員(47)が標本作りに協力し、09年から新たに採ったキノコを加えながら展示を続けている。
会場では約500種類のキノコを、毒性が強い「猛毒」、辛かったり固かったりする「不食」、おいしい「美味」など6グループに分けて展示。暗闇の中で光るシイノトモシビタケや、かさの直径が30センチ以上ある巨大なオオオニテングタケなども紹介している。
種類によって異なるにおいを体験できるコーナーもあり、部長の3年吉田みやびさん(17)は「見てにおって、キノコの多様性を感じてほしい」と話す。