かさの直径8センチというジャンボな原木シイタケが、障害のある人らが働く「赤目の森作業所」(名張市上三谷)で採れ始めた。1個5千円ほどもすることで話題の石川県産「のとてまり」と同じ品種「のと115」の菌を使い、「美味(うま)し国 神々の手鞠(てまり)」と名付けて出荷する。
シイタケは高さ3センチ、かさの巻き込み幅1センチというジャンボさ。作業所の運営や里山保全に取り組むNPO法人「赤目の里山を育てる会」の伊井野雄二理事長によると「原木10本に1個あるかないか」という。
NPOはこの20年ほど、里山保全で切り出したほだ木約5千本を使い、シイタケ栽培に取り組んできた。通常品のほかに「より付加価値の高いものを」と極上品の生産も目指し、今年ようやく目標のものができてきたという。
6個入り3千円(税別)。一部出荷もするが、基本的に予約で注文を受ける。問い合わせは電話(0595・64・0051)か、「育てる会」のサイト(http://akame-satoyama.org別ウインドウで開きます)からメールで。伊井野理事長のフェイスブックへのメッセージでも受け付ける。