10月下旬、秋田県内で2年ぶりとなる毒キノコによる食中毒被害が相次いで発生した。秋の味覚のキノコを求め、自ら山に入る人も少なくない。毒キノコを食べないよう、気をつけるべきポイントとは何か。
県生活衛生課によると、湯沢市では10月23日、70代の女性が自宅近くの山で採取したコレラタケをナラタケと間違え、みそ汁に入れて家族で食べた。下痢や吐き気などを訴え、女性と幼児の2人が入院。40代の男性1人が通院した。
女性は、キノコ採りの経験がなかった。1人で入山し、「サワモダシ」などと呼ばれ県内で親しまれているナラタケだと思い、コレラタケを採ったという。