奈良県森林技術センターでは、平成27年度から国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所と共同で「高級菌根性きんこんせいきのこの栽培技術」の研究をしてきました。奈良県の役割分担として、マツタケ近縁種で正式名称「バカマツタケ」の人工栽培技術の開発に取り組んできたところ、全国で初めて、人工的に林内でバカマツタケ菌を増殖させ子実体(きのこ)の発生に成功しました。(平成30年1月19日特許出願)今後、栽培技術を確立して、県内の「きのこ生産者」に技術を普及していきたいと考えております。
きのこの種類:バカマツタケ(正式和名)(吉野郡等では「サマツ」又は「ハマツ」と呼ばれる)松林にでるマツタケと異なり広葉樹の根に菌根を形成する。見た目はマツタケとほぼ同じで、マツタケよりも香りが強く、食味も同等の食用きのこ。