岩泉町の岩泉まつたけ事業協同組合(八重樫義一郎理事長)は25日、同町岩泉の岩泉松茸(まつたけ)神社で豊作祈願祭を開いた。神事や作柄占いなどを行い、9月中旬から収穫が始まる「岩泉まつたけ」の豊作を願った。
関係者や生産者ら約30人が出席。神事の後に松葉を燃やして作柄を占い、まとまった煙が真っすぐ立ち上る様子から今季は「平年よりも豊作」と予想した。
同町では一昨年、昨年と不作が続いている。同町岩泉の生産者で山仕事の仲間でつくるいわいずみ山人会会長の山崎成一さん(79)は「今年の夏は猛暑となり、マツタケが育つ下地が整った。今後、晴れと雨がバランス良く来れば豊作になるはず」と期待する。
同町では、9月14日~10月14日に同町のホテルや飲食店などで工夫を凝らしたマツタケ料理を提供する松茸小屋を実施。9月29日はホテル龍泉洞愛山で第22回岩泉まつたけ祭りを開く。