新潟県長岡市山古志竹沢でナラタケの収穫が最盛期を迎えている。4日、同所の自営業小池正瑠さん(60)宅の裏山では、白っぽい塊になってびっしりと生える光景が見られた。
県内では「アマンダレ」などとも呼ばれる。傷みやすいため販売されることは少ない。小池さんの裏山では、中越地震で倒れた木に数年後、自然に発生。その後もコナラなどの雑木丸太を毎年補充するだけで、安定して生えるという。
生え始めてから2日後、直径5センチほどになると採りごろ。成長しすぎたり雨が降ったりすると傷むので、毎日様子を見る。今年は豊作で、この日は1時間で10キロほどが採れた。塩漬けにすると3年ほど保存できるという。
「知人に配っている。手間がかかるけれど、珍しいと喜んでもらうのが楽しみ」と小池さん。11月半ばまで収穫できるという。